ワーク介護バランス

遷延性意識障害の母とともに『仕事』も『介護』もあきらめない!

母の歩行リハビリ

母はリハビリ病院に入院しているときから

まったく自分では動けない肢体であったが

股からの装具を両足につけて

歩行練習をしていただいている

 

足を前に出すための振り子のような役割である

「プライムウォーク」というものを

股の間につけることで、

右足が出たら、その反動で左足が出るようになる

 

在宅介護になるときに

家でも同じように歩行練習をしてくれる

訪問リハビリの事業所を探した

 

ほとんどの、いや全員が

この状態で歩行練習をしているということに驚かれたが、

リハビリ病院からの丁寧なご指導のおかげで

快く引き受けてくれた事業所が2社あった

本当にありがたい

 

在宅介護がスタートして2年4か月

現在も毎日歩行練習をしている

 

天気のいい日は気分転換にベランダまで出る

今日はとても気持ちのいいお天気で

母も春が待ち遠しいといった顔つきだった

 

桜が咲いたらお花見に行こうと計画中だ

たのしみ

ありがたい訪問理美容

区のサービスで

「訪問理美容」というものがある

たしか障がい者向けのサービスだったかな?

 

77歳、遷延性意識障害の母は

高齢者でもあり

介護被保険者でもあり

障がい者でもある

 

どれがどのサービスに当たるのか

わからなくなってしまうが

とにかく、いろいろありがたいサービスも多い

 

家から歩いてすぐのところの美容院で

そのサービスを受けれることがわかり

在宅介護が始まったときから

数か月に1回お願いしている

 

嫌なことがあると歯ぎしりで伝える母

訪問歯科の先生のときは、歯ぎしりが多いが

この訪問理美容の時間は、

これまで一回も歯ぎしりをしたことがない

 

やはり女性なんだな

髪をいじってもらい

キレイになると

やはり気持ちがいいんだろうな

 

そう思うと

きっとエステもうれしいんじゃないかと思う

今度、訪問でエステをしていただける方を探してみよう

はじめてのシューマイ

今日の嚥下訓練の時間では、

はじめてシューマイを食べた

ふたつも

 

パクパク大きな口を開けて

むしゃむしゃ食べたとのこと

とってもうれしい

 

一度食べたことがあるものと

はじめて食べるものとは

食いつきが違うらしい

 

やっぱり、

食べることを楽しみにしていて

新しいものだと、

なんだろう?って頭で考えながら

おいしいなって感じてるんだろうな

しっかり脳が反応している証拠だ

 

食べることが大好きなこと

丈夫な歯があること

これは元気でいるためにとても大切なことだと実感した

 

母は77歳

食が細くなっても

入れ歯になっていても

不思議ではない年齢だが

寝たきり生活で

風邪一つひかずに元気でいられるのは

こういったことも要因のひとつなのだと思う

 

ということは、 

一般人も歯がいのち!(古っ)

ってことだ

私も大切にしよう

 

さあ、明後日の嚥下では何たべようか?

「栗どらやき」と「かりんとまん」を

買っておいた