ワーク介護バランス

遷延性意識障害の母とともに『仕事』も『介護』もあきらめない!

老老介護の現実 (宇治市ある老夫婦の介護プラン)

知人のご両親が

いわゆる老老介護の状態で

困っているという

 

お父さんは80代で

以前から杖が手放せない状態だったが

最近、脳溢血を何度か起こし入院が重なったことで

幸いにしてお元気ではいらっしゃるが

さらに足腰が弱ってしまって、

杖やサークル等での歩行は必至の状態だ

要介護3とのこと

 

そんな中、70代後半のお母さんが股関節を悪くして

その手術で現在入院されている

手術は無事終わり、あとはリハビリをして

1か月以内には退院されるという

 

お母さんが入院している間は

やむを得ず、お父さんは施設に入院しておられる

 

お子さんたちは、

今後2人で暮らすのは難しいから

老人ホームに入ったらどうだ、と提案しているそう

 

「お母さんのごはんが食べたい!」

「これまでの家で暮らしたい!」

というのがお父さんのご希望

もちろんお母さんもだ

 

こういったご夫婦は多いのではないか

多少、身体に心配なところはあるが

なんとか自分で歩ける状態であれば

やっぱり自宅で暮らしたいと思うのは

当然だ

 

でも、もし倒れたら?

誰が助けられるのか?

2人だけだと心配だから

安心な施設に最初から入っていてほしい

これが子供たちの気持ちだろう

 

それはわからなくないし

よく聞く話だ

 

でも、本当にそれでいいんだろうか?

大事なのは本人の気持ちでは?

本人の気持ちを置いてけぼりにしていいのか?

 

少なくとも私は

自宅で暮らすのがどれくらい無理なのか?

どうすれば可能性が出てくるのか?

とことん考えてギリギリまで検討したいと思う!

 

お母さんが退院されたときの足腰の状態にもよるが

いろいろ話をうかがっていると、

やれなくもなさそうだ

 

退院されるまであまり時間がない

京都府宇治市にお住まいのご夫婦なので

遠距離での対応になってしまうが、

なんとかいいプランを考えよう!

グリーフケアについて

先日、上智大学グリーフケア研究所が主催する

「悲嘆とともに生きる」という講習会に行ってきた

 

グリーフケアとは

大切な人を失って苦しんでいる方の

状況を分かち合い、気持ちに寄り添うことで

立ち直るための支援をする

 

実際にご家族を亡くされた方のお話を聞いた

その方はニュースでも

大きく取り上げられた事故であったため、

ご近所の方がそのことをよく知っていたので、

声を掛けられては、

その言葉に傷つくことが少なくなかったとのこと

 

恐らくほとんどの人は悪気はなかったはず

でも、結果的に傷つけてしまった

 

 

それを思うと

自分は大丈夫か?

そんなときに人を傷つけるようなことを

言ったりしないか?

とても心配になった

 

一緒に参加した知人も

大切な家族を事故で亡くされた当事者であった

彼女が

「私たちは当事者だから

どんな言葉が嫌なのか、

そんなことよくわかるのにねー」

と言った

 

私は

相槌を打ったものの

心の中ではまったく自信がなかった

 

 

たとえば

「大丈夫ですか?」などと

答えるのがつらくなるような

そんな言葉を悪気なく

つい言ってしまいそうな、

そんなところが自分にはある気がした

 

自分のこういうダメなところについて

考える機会などなかったので

なんだか今日は落ち込んだ

脳外科医ももっと気切に詳しくなってほしい

最近、気切のカニューレの下の隙間から

黄色くなった痰が噴き出てくる

 

以前もたまにあったが

基本的にはカニューレの管から

痰は出てきたし、

その管から吸引して痰を取っていた

 

でも、ここ2か月くらいだろうか、

吸引で取れる量はそれほど多くなく、

常に、カニューレの下から

痰が出てくる

 

訪問診療の先生は

心配いらない、とおっしゃるが

これまでと違うということは

何かが変わってきているということ

気にならないわけがない

 

気切になってから約3年半

カニューレのサイズよりも

気切の穴の大きさが

拡がってしまっているのではないかと

素人目にはみえる

 

たとえそうだとしても

それがどれだけいけないことなのか

知識がないのでちっともわからない

 

脳損傷のある方は

気切の人が結構いるが

脳損傷を診る脳外科の先生は

気切に関しては専門外とのことで

詳しい先生を見たことがない

 

でも関連するところでないか

専門の先生同様、詳しくあってほしいものだ

 

不安なことをピンポイントで解決してくれる人が

意外にいないことに

在宅介護をしていて

気づく

 

同じように悩まれている方が

結構いるのではないかと思う